沖縄の守り神「シーサー」: 歴史、種類、選び方、置き方
シーサーは、沖縄の伝統的な焼き物で、魔除け・厄除けの守り神として古くから親しまれています。屋根の上や門柱などに置かれており、家や家族を守るとされています。
1. シーサーの歴史
シーサーの起源は、中国の獅子像と、東南アジアの守護獣であるヒンドゥー教の神様「シヴァ」が融合したものと考えられています。14世紀頃に琉球王朝に伝来し、沖縄独自の文化として発展しました。
2. シーサーの種類
シーサーには、大きく分けて2種類あります。
オス: 口を開けたシーサー。福を呼び込むといわれています。
メス: 口を閉じたシーサー。福を逃さないといわれています。
一般的には、オスとメスを対にして設置します。これは、「阿吽(あうん)」の呼吸を表しており、家全体を護るという意味があります。
3. シーサーの選び方
シーサーを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
大きさ: 家の大きさに合ったものを選ぶ
色: 赤、青、黄色など、様々な色がありますが、特に決まりはありません。
表情: 凛々しい表情のもの、優しい表情のものなど、自分の好みに合わせて選ぶ
素材: 陶器、石、木など、様々な素材があります。
4. シーサーの置き方
シーサーは、家や家族を守るために、以下の場所に置くのがおすすめです。
屋根の上: 最も一般的な置き場所
門柱: 家の入り口を守る
玄関: 家の中に邪気が入らないようにする
室内: リビングや寝室など、好きな場所に置く
シーサーを置く向きは、正面から見て右側にオス、左側にメスを置きます。これは、オスが福を呼び込み、メスが福を逃さないという意味があります。
5. シーサーの豆知識
シーサーは、沖縄の方言で「獅子」を意味します。
シーサーは、魔除け・厄除け以外にも、子孫繁栄や五穀豊穣などの願いが込められています。
シーサーは、沖縄の伝統的な工芸品であり、お土産としても人気です。
6. まとめ
シーサーは、沖縄の文化を象徴する伝統的な焼き物です。魔除け・厄除けの守り神として、家や家族を守るとされています。沖縄旅行の際には、ぜひシーサーを探してみてください。